情報公開

令 和 4年 度 事 業 計 画

 

 令和3年中の県内の交通事故の概況は、発生件数774件(前年比+37件)、負傷数868件(前年比+36件)と前年より僅かに増加したものの、死者数は8人(前年比-10人)と全国最少の10人となった。

 高齢者の交通事故死者は4人(前年比-10人)、全死者数の40%で、6年ぶりに全死者数の半数を下回ったが、高齢者の関係する交通事故の発生件数は344件(前年比+11件)と前年より増加した。

 また、5年ぶりに、子供被害の交通死亡事故が発生し事故死者数は1人であった。 

 子供の関係する交通事故は、発生件数35件(前年比+11件)、負傷者48人(前年比+9人)と前年より増加し、登下校時間帯の発生が多い。

 一方、安全運転管理者選任事業所の従業員が関係する交通事故の概況は、発生件数73件(前年比-4件)、負傷者数81人(前年比-5人)と減少したが、死亡事故は2件と前年より1件(1人)増加した。

 この状況を受けて、当協会では、昨年度策定された「第11次島根県交通安全計画」の目標を達成できるよう、適正且つ効果的な安全運転管理を推進し、安全運転管理者選任事業所の職員一人ひとりの交通安全意識の高揚を図るとともに、関係機関・団体、地域住民と一体となった交通安全活動に積極的に取組み、更なる交通事故の減少と死亡事故抑止に向け、次の事業を推進することとする。

 

実 施 項 目 実  施  内  容
1.組織の充実・強化

(1) 新規選任届出事業所・未加入事業所に対する対策

 当協会の組織基盤の充実を図るためには、全ての事業所の安全運転管理者及び副安全運転管理者が各地区安全運転管理者協会に所属することが重要である。(資料1) 県及び各地区協会で取組んでいる事業活動の有用性や効果、会員加入のメリット、また、全事業所が一体となって交通事故防止活動に取り組む意義等について、安管講習通知時、新規安管選任届出時、事業所訪問等あらゆる機会を通じて周知徹底を図り、未加入事業所の地区協会への加入促進に努める。(資料2)

(2) 安全運転管理者等未選任事業所に対する対策

 警察本部、各警察署及び関係機関・団体と緊密な連携を図り、広報活動や各種会合、事業所訪問等の機会を活用して、安全運転管理者等未選任事業所の一掃を図り、発見時における安管選任届と地区協会への加入促進を図る。

2.安全運転管理に関する調査、研究等

(1) 安全運転管理推進モデル事業所の委嘱(5/1~4/30)

 県内54事業所を選定委嘱し、他の事業所のモデルとして安全運転管理体制の整備充実と適正かつ効率的な管理業務を推進することにより、地域全般の安全運転管理業務レベルの向上と交通事故防止を図る。

(2) 事業所診断の実施(10/1~11/30)

 県内の114事業所を対象に所轄警察署の協力を得て共同診断を実施し、安全運転管理者等と面接の上、安全運転管理実態の把握と診断結果に基づく必要な指導助言を行い、対象事業所の適正な安全運転管理業務の確保に努める。

(3) 安全運転管理のための執務資料等の発行・配付(随時)

 適正な安全運転管理業務の推進及び交通安全意識の高揚、交通事故防止対策に資する執務資料等の作成・配付提供に努める。

3.安全運転管理者等の研修会の開催

(1)安全運転管理者等法定講習の開催(受託事業 5/11~7/28) 

 県内12地区で19回の開催を計画し、大学教授、警察本部、自動車安全運転センター、日本自動車連盟島根支部、島根県自動車整備振興会、島根県指定自動車教習所協会に講師を依頼するとともに、管理・指導に役立つテキスト・資料を提供するなど安全運転管理能力・知識の向上に資する講習に努め、地区協会との連携を図りながら受講率100%を目指す。

(2)レディース・リーダー研修会の開催(10/4~10/5)

 各地区協会から推薦された女性ドライバー18人を対象に、松江市「ホテル白鳥」と「松江城北自動車教習所」における1泊2日の宿泊研修を行い、職場、地域における安全運転に関する女性リーダーの育成と女性ドライバーの安全意識の向上を図る。

(3)モデル事業所ブロック別研修会の開催(10月~11月)

 本年度委嘱したモデル事業所の安全運転管理者を招致した東部・西部・隠岐ブロック別の研修会を開催し、警察本部・所轄警察署の指導及びテーマを設けた自由討議を行う等参加者の安全運転管理能力の向上を図る。

(4) 安全運転中央研修所における派遣研修(8/23~8/26)

 運転技術・安全運転意識の向上を図るため、安全運転中央研修所(茨城県)における「安全運転管理課程」4日間コースに5人を派遣し、資質の高い安全運転管理者・指導者を育成する。

(5) 安全運転管理指導者講習会への参加(10月の予定)

 事業所において、安全運転管理者を指導する立場にある方々の安全運転管理能力の更なる向上に役立てていただくために、1泊2日の講習が福岡において開催されるもので、本県は3年に1回、3人の割り当てがある。
(一昨年度及び昨年度はコロナ禍で中止となったもの。前回は4人参加)

(6) 一日実務研修(4月~11月)

 安全運転管理者設置事業所の交通事故防止を図るため、県内で100人程度を対象に自動車教習所等において実技研修を受講させる。なお、研修は、安全運転管理者のほか、新人を含む従業員全員を対象とし、状況によっては、半日講習もできることとする。研修費は地区協会との折半とする。

4.安全運転管理に関する指導、啓発等

(1) 交通安全写真コンクールの実施(募集期間 4/1~8/17)

 交通安全に関する写真を広く県民から募集して9月に審査会を行い、入賞作品を表彰するとともに、10月下旬に益田市で開催される第58回島根県交通安全県民大会会場に入賞作品を展示するほか、来年の安管カレンダーへの掲載や各種イベント等で広く活用する。

(2) 「しまね安全ドライブ・コンテスト2022」への積極的参加

 実行委員会構成員として参画するとともに、各地区協会と連携を図り、各事業所からより多くの参加を得、安全運転管理者選任事業所運転者の交通安全意識の高揚を図り、県内の交通事故の減少に寄与する。

 なお、募集期間は5月20日~7月10日、実施期間は7月11日~12月31日までの174日間である。

(3) 第16回セーフティ・ドライバー安全運転競技大会の開催(10/22)

 各地区協会の代表チームの参加を得、学科及び実技の安全運転競技を行い、模範ドライバーの育成を通じて事業所における安全意識の高揚と交通事故防止を図る。

 今年の大会は、島根県運転免許センター(松江市)で開催する。

(4) ドライブレコーダーの普及促進

 安全運転に繋がり、かつ、安全運転教育にも活用できるドライブレコーダーの普及促進を図るため、県協会としてドライブレコーダーを設置した事業所に対して、1機5千円、1事業所1万円を限度に助成する。

(5) 機関紙等による交通安全情報の提供

 「安全運転管理者だより」を年間11回発行し、各月の安全運転管理目標及び安全運転管理ポイント、法令の改正点、主要事業の開催状況、各地区の活動状況等安全運転管理に役立つ情報の提供に努めるとともに、当協会のホームページを活用した交通情報のタイムリーな提供を図る。

(6) 交通安全教育用教材等の貸出し

 効果的な交通安全教育を支援するため、保有する交通安全DVD,飲酒体験ゴーグル等の教育用教材を希望する事業所に貸出す。

 また、必要な教材を購入し、教材の充実を図る。

(7) 安管カレンダーの作成・配付(12月)

 月別の安全運転管理目標や安全運転管理ポイント、月間行事等を掲載したオリジナルカレンダーを作成し、会員事業所に配付する。

5.交通安全運動等

(1) 期間を定めて行う運動

 春・秋の全国交通安全運動をはじめ、令和4年度「島根県交通安全県民運動実施要綱」に定める次の運動を、県、警察本部及び関係機関・団体との連携の下、一体となって積極的かつ効果的に推進する。

 ① 春の全国交通安全運動(4/6~4/15)

 ② 自転車マナーアップ運動(5/1~5/31)

 ③ 夏の交通事故防止運動(7/1~7/21)

 ④ 秋の全国交通安全運動(9/21~9/30)

 ⑤ 高齢者の交通事故防止運動(11/11~11/20)

 ⑥ 年末の交通事故防止運動(12/11~12/31)

(2) 日を定めて行う運動

 関係機関・団体との連携の下、「県民運動実施要綱」に定める次の日における街頭指導、啓発活動等に努める。なお、1日又は18日が土・日曜、祝休日に当たるときは、その直後の平日を活動日とする。

 ① 交通安全県民の日(毎月1日)

 ② 自転車・二輪車交通安全指導の日(毎月18日)

 ③ 交通事故死「ゼロ」を目指す日(4月10日・9月30日)

(3) 交通死亡事故多発警報発令時の活動

 多発警報発令時には、警察本部・所轄警察署・地区協会との連携を図り、警報発令から10日間、街頭活動や広報啓発活動等に取り組む。

(4) 年間を通じて行う運動(安管独自)

 地域社会に貢献するため、当協会の組織力をもって独自に次の運動に年間を通じて取り組む。

 ① 「子供・高齢者を交通事故から守る事業所運動」(資料3、4)

 本県の交通事故発生状況を鑑みれば、高齢者対策が最重要課題の一つであるが、昨年6月に千葉県八街市において、下校中の小学生の列に飲酒運転のトラックが衝突し、5人が死傷するという重大事故が発生したことなどから、高齢者のみならず、子供の交通安全の確保も喫緊の課題となり、今年は高齢者に子供を加えて、従来の「一事業所一運動」から、「子供・高齢者を交通事故から守る事業所運動」に変更し、各地区協会傘下の全事業所が各事業所の実態に応じた子供と高齢者を交通事故から守る活動を展開し、子供・高齢者被害にかかる交通事故の防止を図るとともに、各事業所における更なる交通安全意識の高揚を図る。

 ② 「エコドライブ推進運動」

 安全運転管理者講習等の機会を活用して、エコドライブ、特に、急の付く操作をしない運転、アクセルオフの励行が交通事故防止につながっていることを周知するなど、エコドライブを促して交通事故の減少を図る。

6.各 種 表 彰

(1) 警察本部長・会長連名表彰及び会長表彰(安管講習時表彰)

 各地区協会との緊密な連携を図り、当協会表彰規程に基づく「交通安全功労者」「優良安全運転管理者」「優良事業所」「優良職員」の基準該当者に対する積極的な表彰を行い、士気の高揚、活動意欲の向上を図る。

(2) 全日交(緑十字金・銀・銅章)及び管区(中国管区局長・会長連名)表彰

 各地区協会及び警察本部等と連携を密にし、表彰基準に該当する交通安全功労者、優良安全運転管理者及び優良事業所の積極的な上申と表彰に努める。

(3) 安管法定講習受講成績優良地区協会表彰(定時総会時表彰)

 令和3年度安管法定第一次講習で100%受講を達成した江津、鹿足、浦郷の3地区協会を令和4年度定時総会において表彰する。

(4) 無事故安全運転事業所表彰(随時)

 各地区協会と連携を図り、「無事故安全運転運動実施要領」に基づき、一定期間、無事故運転を達成した事業所に対する交通部長・会長連名表彰及び地区協会長表彰の積極的な上申と表彰に努める。

7.会 議

(1) 定時理事会(6月上旬・3月下旬)

 定款第31条の規定に基づき、松江市において開催する。

(2) 定時総会(6月29日)

 定款第13条の規定に基づき、松江市において開催する。

(3) 都道府県専務理事等会議(10月の予定)

 東京都において開催され、専務理事が出席する。

(4) 中国五県安全運転管理委員会(12月8日)

 鳥取県において開催され、専務理事が出席する。