情報公開

令  和  2 年 度 事 業 報 告

 

 令和2年度事業計画に基づき、適正かつ効果的な安全運転管理と職員一人ひとりの交通安全意識の高揚を図るための各種施策、活動に積極的に取り組むこととしていたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から多くの事業を中止或いは縮小せざるを得なかった。しかしながら、第10次島根県交通安全計画に掲げる「平成32年(令和2年)までに交通事故による死者数18人以下」とする抑止目標達成に向けて、関係機関・団体及び安全運転管理者設置事業所が一体となって交通事故防止対策を推進した。

 令和2年中の県内の交通事故は、発生件数、死傷者数とも前年より2割以上減少し、特に死者数は18人と第10次島根県交通安全計画の目標を達することが出来た。

 一方、安管設置事業所の交通事故は、発生件数77件(前年比-10件)、負傷者数86人(前年比-8人)に減少し、死亡事故は前年同数の1件であった。

 当協会における令和2年度事業の実施状況は次のとおりである。

 

1. 組織の充実・強化
  (1)

新規選任届出事業所・未加入事業所に対する対策

 新規選任届出事業所・地区協会未加入事業所に対しては、安全運転管理者等講習が中止となったことで、会員メリットを訴えて加入を依頼することができなかった。また、例年は講習当日に協会費を納入していただく事業主が多く、講習中止に伴い継続した会費納入依頼を行ったが、残念ながら納入者が激減した。令和2年度末の県内全体の状況は、

 ・安全運転管理者等  3,799人(前年度比 +19人)

 ・会費納入者数    3,191人(前年度比 -179人)

であり、単純な会費納入率は84.0%(前年度89.1%)と大きく下がったが、令和元年度の納入者数と比較しての納入率は94.5%と予想以上であった。
  (2)

安全運転管理者等未選任事業所に対する対策

 法の不知等による未選任事業所の一掃を図るため、警察本部、各警察署との連携のもと、未選任事業所の発見と新規届出者に対する地区協会への加入促進に努めた。

 

2. 安全運転管理に関する調査、研究等
  (1)

安全運転管理推進モデル事業所の委嘱(5/1~4/30)

 県内54事業所を選定委嘱し、他の事業所のモデルとして安全運転管理体制の整備充実と適正かつ効率的な管理業務を推進することにより、地域全般の安全運転管理業務レベルの向上を図ろうとしたが、新型コロナ感染拡大防止対策のため、研修会を中止するなど十分な成果が上げられたか分らない中、モデル事業所は1年間、他の事業所のモデルとしての活動を展開した。

  (2)

事業所診断の実施(10/1~11/30)

 新型コロナ感染防止対策を考慮し、県内8地区において、71事業所を対象に所轄警察署の協力を得て共同診断を実施し、安全運転管理者等と面接の上、安全運転管理実態の把握と診断結果に基づく必要な指導助言を行い、対象事業所の適正な安全運転管理業務の確保に努めた。

  (3)

安全運転管理のための執務資料等の発行・配付(随時)

 安管だより・安管カレンダーへの同封、安管講習中止通知書送付時への同封、モデル事業所委嘱、事業所診断時等に次の執務資料を配付した。

・「贖いの日々」小冊子(会員事業所)

・「安全運転指導のための年間スケジュール帳」小冊子(会員事業所)

・「企業ドライバーの交通事故を防ぐ」小冊子(モデル事業所)

・「交通KYTで事故を防ぐ」小冊子(モデル事業所)

・「毎月できる交通安全チェックテスト」(会員事業所)

・「安全運転チェックテスト」(会員事業所)

・「駐車場事故防止術」小冊子(会員事業所)

・「交通事故を防ぐ実例ヒント集」小冊子(診断事業所)

・「交通事故防止は朝礼から」小冊子(診断事業所)

・「春・秋・冬の交通安全運動」「ストップ!悪質・危険運転」「悪質 飲酒運転・危険ドラッグ運転」等各種リーフレット・チラシ・ポスター(会員事業所・モデル事業所)

 

3. 安全運転管理者等の研修会の開催
  (1)

安全運転管理者等法定講習(受託事業)

 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、公安委員会において6月11日に中止が決定された。

  (2)

レディース・リーダー研修会の開催

 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、7月初旬に各地区協会長に開催の意向調査を実施した。

 調査結果は、中止意見が大半であり、会長決裁を受けて中止を決定した。

  (3)

モデル事業所ブロック別研修会の開催(11・12月)

 委嘱したモデル事業所の安全運転管理者を招致した東部・西部・隠岐ブロック別の研修会を開催予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止した。

  (4)

安全運転中央研修所における派遣研修

 7月上旬の東京における新型コロナウイルス感染拡大状況を考慮して、研修生の派遣を中止した。

  (5)

安全運転管理指導者講習会への参加

 事業所において、安全運転管理者を指導する立場にある方々の安全運転管理能力の更なる向上に役立てていただくために、1泊2日の講習が福岡において開催される予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止となった。

  (6)

一日実務研修(10月~11月)

 10・11月の2か月間、県内3自動車教習所等において、31人の安全運転管理者等が実技を中心とした一日実務研修を受講した。

(地区協会との共同事業、9地区協会は中止)

 

4. 安全運転管理に関する指導、啓発等
  (1)

交通安全写真コンクールの実施

 4月から4か月間作品を募集し、応募のあった70点(52名応募)の中から、9月14日の審査会で計20作品を選考表彰するとともに、島根県庁や出雲警察署のロビーに展示したほか、安管だよりへの掲載等広く活用した。

 今年は、新型コロナ感染拡大防止の観点から、各種交通安全活動が中止又は規模を縮小しての開催となり、募集業務も難しいところがあった。

 ○ 特別賞(敬称略)

   島根県知事賞               藤原 稲夫 (出雲市)

   島根県警察本部長賞            河本 ありか(松江市)

   島根県安全運転管理者協会長賞       花谷 勉  (安来市)

   島根県交通安全協会長賞          川村 亘  (隠岐の島町)

   自動車安全運転センター島根県事務所長賞  山藤 浩紀 (川本町)

 ○ 佳作 5点

 ○ フジカラー賞 10点

 ○ 敢闘賞 1点

  (2)

「しまね安全ドライブ・コンテスト2020」の実施

 実行委員会として参画し、各地区協会と連携を図り、本コンテスト参加のメリット・効果を訴えた結果、682事業所(前年比+174)が参加した。

 ・ 募集期間  5/20~7/10

 ・ 実施期間  7/11~12/31までの174日間

 ・ 参加チーム 6,857チーム(前年比+660)

    無事故・無違反達成状況 6,235チーム 達成率90.9%(+1.0p)

     ※ 抽選により375チームに旅行券等商品贈呈

  (3)

第15回セーフティ・ドライバー安全運転競技大会

 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、7月初旬に各地区協会長に開催の意向調査を実施した。

 調査結果は、中止意見が大半であり、会長決裁を受けて中止を決定した。

 

  (4)

ドライブレコーダーの普及促進事業

 ドライブレコーダーを設置する事業所に対して、上限1万円の助成金を支給し、112事業所に対して892,000円を助成した。

  (5)

機関紙等による交通安全情報の提供

 「安全運転管理者だより」を年間11回発行し、主要事業の開催状況、法令の改正要点、各地区の活動状況等安全運転管理に役立つ情報の提供に努めたほか、当協会のホームページを活用した交通事故情報等のタイムリーな提供を図った。

  (6)

交通安全教育用教材等の貸出

 保有するVHS・DVD 146本(うち新規購入12本)について、59回109本の貸出があった。

  (7)

カレンダーの作成・配付

 月別の安全運転管理目標、月間重点、安全運転管理ポイント、交通標語を掲載したオリジナルカレンダーを作成し、会員事業所に配付した。

 

5. 交通安全運動等
  (1)

期間を定めて行う運動

 令和2年度「島根県交通安全県民運動実施要領」に定める次の運動を、県、警察本部及び関係機関・団体との連携を図りながら積極的かつ効果的な展開に努めた。

 ① 新入学(園)期の交通事故防止運動(4/8~4/17)

 ② 自転車マナーアップ運動(5/1~5/31)

 ③ 春の全国交通安全運動(5/11~5/20)

 ④ 夏の交通事故防止運動(7/1~7/21)

 ⑤ 秋の全国交通安全運動(9/21~9/30)

 ⑥ 高齢者の交通事故防止運動(11/1~11/21)

 ⑦ 年末の交通事故防止運動(12/11~12/31)

  (2)

日を定めて行う運動

 関係機関・団体との連携の下、「県民運動実施要領」に定める次の日における街頭指導、啓発活動等に取り組んだ。

 ① 交通安全県民の日(毎月1日)

 ② 自転車・二輪車交通安全指導の日(毎月18日)

 ③ 交通事故死「ゼロ」を目指す日(4/10・9/30)

  (3)

交通死亡事故多発警報発令時の活動

 令和2年中は、多発警報の発令はなかった。

  (4)

年間を通じて行う運動(安管独自)

 地域社会に貢献するために、当協会独自の次の2つの運動に全事業所が参加し、年間を通して取り組んだ。

 ① 「高齢者を交通事故から守る一事業所一運動」

 多発している薄暮・夜間における高齢歩行者等の交通事故を防止するため、安全運転管理者等講習や研修会を通じて、高齢者を見かけたら速度を落とす運動や早めのライト点灯・上向きライト活用の運動などを通じて、高齢者被害の事故防止に努めた。

 ② 「エコドライブ推進運動」

 エコドライブが交通事故防止に繋がっていることから、各事業所に対して「エコドライブ10のすすめ」を実践するように「安管だより」で働きかけたが、直接訴えることが出来る安管講習が中止となったことから、どの程度実践されたかは不明であるが、交通流量が減少したこともあり、交通事故の減少と死亡事故の抑止は図られた。

 

6. 各 種 表 彰
  (1)

警察本部長・会長連名表彰及び会長表彰

 各地区協会との連携を図り、当協会表彰規程に基づく各種表彰を行い、士気の高揚と活動意欲の向上を図った。

 今年は、安全運転管理者等講習が中止となったので、表彰は各地区において実施した。

 【警察本部長・会長連名表彰】

   ・優良安全運転管理者  12名

   ・優良事業所      36事業所

 【会長表彰】

   ・交通安全功労者    4名

   ・優良安全運転管理者  9名

   ・優良事業所      29事業所

 【会長感謝状】

   ・優良交通警察職員等  3名

  (2)

全日交(緑十字金・銀章)及び管区(中国管区局長・会長連名)表彰

○ 全日交表彰(国民運動中央大会)

  1月27日、東京都内で開催された「第61回交通安全国民運動中央大会」において

   ・優良地区協会  出雲地区安全運転管理者協会

   ・優良事業所   カナツ技建工業株式会社(松江地区)

 がそれぞれ全国表彰を受賞した。

○ 管区表彰

  11月6日、浜田市で開催された「島根県交通安全功労者等表彰式」(第56回島根県交通安全県民大会代替)において

   ・優良安全運転管理者

     出雲地区  森 山   勝  氏

     益田地区  谷 岡 宏 幸  氏

   ・優良事業所

     出雲地区  ヒラタ精機株式会社

     益田地区  株式会社原商 益田支店

 がそれぞれ中国管区表彰を受賞した。

○ 全日交表彰(交通栄誉章「緑十字銅章」)

    優良安全運転管理者  4名

 が上記「島根県交通安全功労者等表彰式」において受賞した。

  (3)

安管法定講習受講成績優良地区協会表彰

 令和元年度第一次講習で100%受講を達成した大田、川本、江津、浜田、益田、鹿足、島後、浦郷の8地区協会を表彰した。

 

7. 各 種 会 議
  (1)

定時理事会

第1回 6月3日、第2回 3月10日に、いずれも書面による決議(みなし理事会)を行った。

  (2)

定時総会

新型コロナ感染拡大防止の観点から、書面による決議を行い、会員全員からの同意が得られた6月19日を決議があったものとみなされた日とした。

  (3)

都道府県専務理事等会議

新型コロナ感染拡大防止の観点から中止となった。

  (4)

中国五県安全運転管理委員会

新型コロナ感染拡大防止の観点から中止となった。